A Separator Theorem for Planar GraphsとOn Sparse Graphs with Dense Long Pathsを読む。
ちょっとずつまとめていく。
On Sparse Graphs with Dense Long Paths
論文の主定理は以下の通り
どんな頂点を取り除いても長さ
のPathが残るようなDAGの辺数を
とし、
とすると
が成り立つ。
Corollary
どんな頂点を削除しても、
本の辺を含む連結成分が存在するような無向グラフが
辺をもつとし、
とすると、
が成り立つ。本の辺を含む連結成分、の部分は大きさ
の連結成分、に置き換えてもよい(定数は変わるが)
Related Theorem
任意のについて、ある定数
が存在し、任意の
について
個のグラフを除いた
頂点
辺のグラフは、どんな
頂点を取り除いたとしても、大きさ
以上の連結成分が残る。
Related Theoremで主定理を使うかと思ったけどとくに関係なかった。確率的な議論をして証明している。
要は、辺のオーダーが頂点の定数倍であるようなSparseなグラフでもいいSeparatorが存在するとは限りませんよ、という話。
A Separator Theorem for Planar Graphs
Separtorという概念は平面グラフに限らず、グラフに一般的なもので、たとえば二分木はある一辺をseparatorとして、残りの成分がすべて2/3以下のコストをもつようにすることができる。一般の木は一頂点をseparatorとして同様のことができる。
上の論文でも触れたとおり、一般のsparseなグラフに関していつものseparatorが存在するかと言われるとそうではない。
この論文では平面グラフでのseparatorが存在することを示している。全域木をとって、全域木に含まれない辺を1本追加したときにできるサイクルで、サイクルの内側と外側を両方コスト2/3以下にするようなサイクルが存在することを示している。
いろいろなパターンに場合分けして示している感じ。実は平面グラフよりも広いクラスについても適用可能で、finite element graphとよばれる、平面グラフの平面への埋め込みを考えたときに、各面について、可能な対角線をすべて引いてcliqueを作ったものに関しても似たようなことをやっている(オーダーはではなく
をboundary vertexの上限として
なので別に任意のグラフについて
という主張にはなっていなそう)
構築ものアルゴリズムがあるが、実装やばそう(リストを用いた平面グラフを埋め込むためのデータ構造などがあるっぽい)